過去の名シーンとして有名なクロマティと宮下の乱闘
長いプロ野球の歴史においては、これまでにいろいろな乱闘劇も繰り広げられてきました。 1987年6月11日の巨人と中日の試合で起こったクロマティと宮下の乱闘も激しく、多くのプロ野球ファンがそのシーンを覚えています。 この試合は巨人の主催ゲームとして熊本の藤崎台球場で行われており、テレビでも生中継されていましたので、多くのファンが生でこの光景を見ていたのです。
1987年のプロ野球は、この年から中日の監督に就任した星野監督がライバルである巨人への対抗意識をむき出しにして戦いを繰り広げていました。 その星野監督の心意気が選手にも浸透し、前年まで下位を低迷していた中日は開幕からAクラスに踏ん張って戦いを繰り広げられていました。 そんなさなかに巨人対中日戦でこの乱闘が起こったのです。
宮下の投じたクロマティへの背中への死球により、怒ったクロマティはマウンドに駆け寄りながら、帽子を取って謝るようジェスチャーをしました。 しかし帽子を取らなかったため、左顎へ右ストレートのパンチを放つという行為に至ったのです。 このシーンは30年近くたった今でもテレビの珍プレー好プレーの番組などで出てくるシーンで、過去の名シーンとなっています。
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